2007年11月21日水曜日

スターバックスコーヒーでの置き土産で遊ぶ


スタバで入れ替わりで座ったOLの忘れ物らしい無印良品のクリスマス冊子のカタログが目につく・・・ちょっと手にとりながめてみた・・

刺繍のような図柄の表紙を開くと、「クリスマスこばなし」と題して、いくつかのクリスマスにまつわる話しが日米語で書かれている・・・ゆっくり指でなぞり英語で読んでいくと、シンプルゆえ意味がわかってなんとなく嬉しい。(小人はリトルピープルということがわかったりする。)

クリスマスにちょっとした手軽なプレゼントをさがすと、実はなかなかいいものがない。そういうときMUJIのクリスマス・シリーズは、大人に子供のクリスマスキブンをプレゼントするものとして、とてもいいと思う。
まだ現物をみていなが、その冊子の中で気になったのは・・・

黒板の素材で出来た車のおもちゃ:黒板って時々無性に書いてみたくなることが自分はあって、本来はちいさな黒板を手元においておきたいぐらいだ。このクルマは、黒板で作られていて、当然でチョークで自由に書くことができる。
これがあれば福山演じるガリレオは、地面にいきなり数式を書かなくて済むかも。

廃材にビー玉をつけたシンプルな万華鏡に惹かれる。妙なことを自慢するが子供時代にビー玉を通して景色をみた時間は、日本中で自分を超える人はいなと思えるぐらい、ビー玉をのぞくのは好きだった。そのままみるのに飽き足らずビー玉を熱して、急に冷やしてヒビをいれて万華鏡のようにして視ると、この世のものとは思えぬ光景が見えたものだ。

まだ実際に触れたことがない品々・・・実はスタバの置き土産の冊子の中で楽しむ程度が本来はいいのかもしれない。

ところで・・・この冊子、一度手にすることがあったら、そっとその香りを試して欲しい。
子供頃のプレゼントが包んであった包装紙の香りが、かすかにするから・・・その香りこそが、クリスマスの思い出を想起する妙薬のようなものかも。


2007年11月12日月曜日

続報!タンタン所在不明?


友人と旅行中のタンタン、シカゴ空港を後に音信が途絶えていましたが、続報が届きました。
飛行樹の窓にへばりつくタンタン、気持ちはわかります。でも一体どこ?

それにしてもいったい、いつNYにつくのだろうか・・・

2007年11月11日日曜日

海へ3 茅ヶ崎カフェへようこそ!

バイクでソロツーリングでは、自分は食事のためにお店に入るということをあまりしない。ソロキャンプ用のクッカーで自らつくることが多い、お店に入ると、なぜかツーリングが寸断されてしまうような気分になってしまうからだ。

水を汲みコッヘルにかけて海を眺めながら待つ時間も、ツーリングの楽しみの一つだ。 先日の林道では、湧き水で珈琲入れた。ツーリング中は茶も大切な時間。珈琲を好む人が多いようだが、海を前にぼーとして和むときは紅茶にまさるものはないように自分は思う。
北米の山岳ツーリスト向けのサバイバルキットに紅茶が入っている、これは遭難時にまずは紅茶で和みこれからの展開を冷静に考えるーということだろうか。 別に遭難しなくてもー渋滞にはまり予定を大きくおして暗くなりかけているキャンプ場について、気分は最悪なんてとき・・・そのまま設営や食事の準備に入ると適当にしてしまって後々後悔する。仲間との空気も重い、そんなときは、まずは紅茶。紅茶を飲んで、一息入れると気分は変わり、皆も陽転してキャンプを楽しもうというムードになれるから不思議だ。

大きめコッヘルで無印良品の紅茶パックでお茶を飲む。なぜか軽い気分で通りがかりの人を誘う。 茅ヶ崎の即席カフェだ。
海から上がったボディボーダを誘い、やわらかい、ささやかな会話を交わす・・・これこそ軟派。やっぱり紅茶は人を和ませる・・?

2007年11月10日土曜日

海へ2 黄昏




三浦半島は、起伏にとんだ地形が続き、太陽と海が静止する中、周りの景色が次々と流れるといったバイクならではの 独特の滑走感を味わえる。畑の真ん中の生活道路を、せり上がるような夕日を正面にとらえて加速、上昇して、黄昏色に染まる地平線に向けて坂を下降していく。特にくだりでは、なぜかヘルメットの中でむやみに大声をあげたくなる
小さな漁港がいくも点在していて、人影もまばらで静かな時間が流れていた。バイクを徐行させて、ゆっくりと眺めながらはしり抜けると、漁港の香りがまとわりついてくるのが心地よい。

2007年11月9日金曜日

海へ1 地平線




夜中の3時で仕事が一段落して、ひと寝入りして午後に社に出ようかと考えたが、急になんかーばかばかしくなってやめてしまった。ちょっと周りに無理をお願いすれば休めるかも。 すぐさま連絡して休むことを決めこんだが、家で寝ていると1日を無駄にする、ここは思い切ってバイク(XIR250R)で海へ。
八王子、相模原・・・いくつもの街を通りすぎて延々走ること2時間弱で平塚へ。 がまんしてがまんして、海岸線に出る単純な快感は昔も今もかわらない。まずは砂浜で思い切り手足を伸ばしたまま昼寝。
そして、茅ヶ崎、湘南を経て三浦半島を1周。 のどかで静な漁港をいくつも通りすぎる。
三浦で日没となったが、とばりの海岸線がこんなに綺麗だなんて・・・

友人に雲の写真ばかり撮っている人がいるけれど、僕は写真家の杉本博司を真似て地平線の写真をコレクションしている。
空と海、そのシンプルな構図には形容を絶する奥深さと絶対的な静寂がある。
一番明るい写真が茅ヶ崎で、一番杉本チック?な構図。他の2枚は三浦半島の日没前後。



2007年11月5日月曜日

レッドウイングに負けはじめる・・・

この季節になると、おもむろに埃を払い皮のクリームを塗りたくる、89年モデルのレッドウイングのワークブーツ。
手に入れた当時は流行するちょっと前で、まだ安く手に入った。(なんで流行るとみんな高くなるんだろう、不思議。) 本当はソールが白いのが欲しかったんだけど、品切れで、この無骨なビムラムソールになっちゃった。でも今考えると結果的にはこっちのがよかったかも。お店の人に初めてはいて違和感を伝えると、2-3年たたないとだめ、履き倒すって感じちゃないとだめだよーって言われた。
このワークブーツ、10シーズンぐらい秋から春にかけてイベントやコンサートの現場では必ず履いていた。一時期は、本当にこの靴じゃないと足元が不安っていう時期もあった。それが、多分店員が言っていた履き倒すっていうレッドウイングとの、いい関係値なんだろう。

ここ数年、たまに履くと足が痛くなる、つまりここ数年連続して、レッドウイングに負け続けているっていうことだ。また勝てる日はくるかなーっておもったりしている。こういうワークブーツを履く日常にちょっとあこがれたりしている。

2007年10月30日火曜日

林道へ行く

先日のリタイアから、ついにツーリングへ。 林道をめざす。
せっかくバイクを再生させたのだから、当時よく行っていた林道へいくことにした。(タイヤも新品にしたことだし。)
林道は本当によく行った。林道をバイクを走るのは、とてもスピリチュアルな体験。 ふっと視線を感じると、野生の猿や鹿がこちらを凝視していたり、夕闇の中、こうもりに追いかけられたり、時間の概念がずれたり・・・と。
さて本当に久しぶりの林道は、さすがにバイクの前後のサスペンションがやれていて思うように走れなかったけど、湧き水で珈琲を楽しめたし、渓谷も昔と変わらず美しく神々しかった。そういうことが何より楽しく感じられた。そして、かつて豪雨の中、エンジンが止まって一夜を明かした穴を発見。(たぶん・・・) 雨具とヘルメットをかぶったまま、この穴にへばりついて眠ったけ。翌朝、朝もやの中でエンジンをかけると、何もなかったようにエンジンが復活。山ではこういう不思議なことが結構多かった。

帰り道、バイクごと泥水を浴びた自分へ奇異な視線を遺して、流行のハレーや大型スクーターがどんどん追い抜いていく。
帰り道で飛ばす連中は、その日きちんとバイクと遊べてないから。バイクでとことん遊ぶと、帰りはゆっくり丁寧に走るものだ。
彼らをみていて流行を追う必要のないことを改めて思う。自分の今まで、バイクで充分楽しい体験をしたし、おそらくそれらを超えることはないだろうから。


2007年10月27日土曜日

ビバリーヒルズウォーターに呆れる


これは下見で行ったリッツーカールトン六本木のミネラルウオーター。1本が1万円もする。。ハリウッドのスターのシークレットパーティ向けですなんですってー女性スタッフは言うけれど、「なんか、これ売る側って品がないよう気がする」って思わず本音がでて、相手をちょっと困らせてしまった。 今の時代、贅沢は隠れてするもの、棚に並べるものではないと思うなー。

2007年10月21日日曜日

ツーリング、リタイア・・・

85年式のXLR250Rを再生するにあたり、一番しんどかったは最後のタイヤ交換。
お店になるべくまかせない方針、つまりお金をかけないということで自分でやったが・・・
普段は使わない筋肉を使うことで、ひどい筋肉痛に・・・で思うだが、若いときのように力まかせというのはダメで、力を入れる前に頭をつかっててこの原理とか、おおげさにいると力学を意識して作業をするようなことをしていかないと、こうした作業は出来ないと気が付いたりした。

長かった再生もほぼ完了、まだ気になるところはあるがやりだしたらきりがない。
今週末は、軽いツーリングに参加して最終の調子をみるはずだったが、出発寸前にタイヤがパンクしてリタイア。とても集合時間に間に合わず断念。交換時にチューブを気傷つけてしまったらしい。また筋肉痛になるような作業をするはめになってしまった。
ツーリングは、久々だし廻りはスポーツバイクゆえ、逆にこれは参加しないようーということだとあっさり納得した。

それにしても今回はいたD605というタイヤはとてもいい。新品だからかもしれないけど、タイヤでここまで変わるとは驚き。
一番しんどい作業だったけど、一番効き目のある再生品目かもしれない。

2007年10月16日火曜日

うら丹沢にいく!


ちょっとした合い間、にうら丹沢に釣りに行く。
無線関係の知人の誘いで、朝4時出発。自分にしてみると、寝る時間であって起きる時間としては4時はとてつもなく早い。
ぼーとしながら遊び道具を満載したワンボックスに便乗して、知人が無線で合流する仲間と連絡をとりながら走る。
ガーガーピーピー無線の雑音と使い込まれたワンボックスとがいい味をだして、クルマは丹沢をめざす。

えさ釣りしか経験のない自分だが、今回は「てんから」いわゆる和式フライ?に挑戦。
竿をふって、リードの先の虫を模した毛ばりを水面に落とす。一瞬で岩魚が飛び出し食いつくというしろもの。
この魚がジャンプした瞬間に竿を動かす展開がとてもエキサイティングだ。
今回は知人の計らいで、全ての道具を借りたが、この毛ばりを自分で巻いて竿をチューナップしたら、これははまりそうだ。
釣り場には、お洒落な人も多い。こういうスタイルにも惹かれながらも、我々はそそくさと、カップヌードルを食べる。

どのあたりに、自分ははまるのかーやる気になれば先はながーい。

2007年10月12日金曜日

筆者登場


なぜか、おもちゃが一杯あるプロダクション。
会議が終わりカモシカに頭をかじられるの図

2007年10月10日水曜日

東京一くらい3人

通りすがりの公園にて・・・・
つれは、「ちみたち~~あいあい傘ー恋人も濡れる街角ってかー」と2連発の外しをぶちかます。
もう一人のつれは「あーあれはすぐ別れますよ」なんで?の問いに「本当の恋人なら、噴水の雨に傘を開くより別にやることあるでしょ」
僕は僕で、デジカメで、いよーご両人!とか言って写真を撮っています。

くらい・・・東京一くらい3人。

2007年10月9日火曜日

わずか3mmのテレビ


銀座のソニービルに有機ELのテレビが置いてありました。薄い3mmは本当に薄い。薄いだけじゃない、綺麗、ほんとに綺麗な画面。いつまでも観ていたいような画面だ。
当初あまり意味のわからない技術っていうのがある。例えばHDレコーダーも、発売になったときにHDに画像を貯めるっていう意義がわからなかった。でも今はそれが常識化していいるわけだから、この3mmのディスプレイの未来もきっとおおきな意義があると思えてくる。例えば壁掛けTV-SFの世界がまたひとつ実現するかも。

2007年10月5日金曜日

いきなりあくび


お昼休みのひととき、読書をする白人女性。猫とは顔見知り?らしく、ずーと離れずじゃれて遊んでいる。バックのベルトで激しく遊んでいてもとがめるふうでもなく、優しくみているだけ・・・なんかこういう動物と共生というか、うまくやっていくことが、本当にごくごく自然にできていてとても興味深かった。

Iさんのブログは、いつも猫の表情が素敵に納められていて、ここはひとつ自分もと力んだ1枚・・・・いきなりあくびだーいけてない!

2007年10月3日水曜日

シカゴ空港のタンタン

先のブログでご紹介したNYへ友人と旅立ったタンタン、メールが届きました。
シカゴ空港だそうです。
なんか、ちょっと表情がおどおどしているなー
スノーウィ(犬)を離しちゃだめだぜ。

2007年10月2日火曜日

アマチュア無線リターンズ

ちょっとセンチな話しですが、高校時代に声だけで付き合っていた子がいたんです。
電話とかじゃなくて、無線による交信、アマチュア無線でね。今やアマチュア無線って一般的には、わけのわからない趣味になってますけど、当時はまっていた頃は楽しかった・・・近所の仲間とプールだ、花火にキャンプ、そういうことって全て無線による交信で決めていて、今のまさにケータイに似ていたかも。
当時、隣街の同い年の子と数ヶ月、無線で親しくなって毎晩何時間も話していたんですよ。でも結局逢わなかった、色々な行き違いなんかがあって。今にしても思うと、切ない想い出ですね。
声だけで付き合っていたことになるのかーって?いやだー大人は!笑


さて、リターンズメニューの中にこのわけのわからにアマチュア無線がありまして着々と準備を進めています。
無線機も格段と進歩して、小型軽量、高機能で、仕様をみて浦島太郎になった気分です。
この小さな機械で、条件さえあえば世界中の人と交信する可能性があるんですよ。(ケータイ、チャット、スカイプがあるじゃんーっていうのは、言わないのがこの趣味のお約束です。)
さらに自分は、声じゃなくてモールス信号で交信をするのがひとつの目標です。モールスて長点と短点を組み合わせて符号で交信する、あれです。わけわかんないでしょ。笑
この無線機でちょっと高台とかで、ちいさなアンテナを用意してモールスで海外と交信するのがイメージですね。
そして、一応最新の無線機でリターンズをはかったら、昔高校時代に使っていた無線機を再生して、それ1台で楽しむっていうのが最終目標です。
ちなみに、無線界での自分の名前:コールサインはJI1KZN、これも当時のを復活させる予定です。

2007年10月1日月曜日

難解なインスタレーション

東京オペラシティにあるNTTインターコミュニケーション・センターの展示会を見てきました。
坂本龍一と高谷史郎との《LIFE - fluid, invisible, inaudible ...》
http://www.ntticc.or.jp/Exhibition/2007/LIFE_fii/index_j.html
真っ暗な会場で寝そべって、天井から吊るされた特殊なスクリーンに浮かび上がる不思議な映像をみるという仕掛けです。
音と映像のたえまない出会いが生起するこのインスタレーションは,「流動するもの,見えないもの,聴こえないもの」を全身で感受していくかつてない場となるでしょう.ーとが解説。
さっそく横になると、なんか地面に横になるというスタイルが居心地がわるい・・・隣には若い娘が同じように横になって、スクリーンからの青白い光を受けて艶かしく光って、気がちってしようがない。こっちのがよっぽどアートだ・・なんて思っていると、だんだん真の内容に引き込まれていく・・・
・・・が、何か全体的に消化不良って感じ。もっとがつーんとこないとね、こういうものは。
会期中の1枚のチケットでもう1回観れるそうだ。なーるほど、もう1回挑んでこようかって気になる。
安易なアートが多い中、子供だましのわかりやすさより、じわっと炸裂するような感じが好ましいから。
でも・・・これはもう1回観ても同じような気もする。

ところで、このセンターのオープンスペースには様々なインターラクティブなアートが展示されている。学生の作品もふくまれているようだけど、こっちはこっちで面白い。積み木や手を動かすことで感覚にもどってくる展開がとても新鮮でした。

2007年9月29日土曜日

ぐにゃっとまがる

知り合いのポルシェの助手席にのる。ちょっと久しぶり。市街地からの走り出しは何かあまりの穏やかで、拍子抜けしてしまった。まるで、高級セダンのようだ。
ところが・・ひとたび湾岸道路にあがると肝を抜かれた。いきなり景色がぐにゃっとまがって、血が逆流した。日常が、ミラーの中で後ろの消えていく・・・

2007年9月23日日曜日

浦安へいく



ついにフィルムカメラ・リターンズ。Rollei35という小型フィルムカメラの撮影ツアーに本当に久々に参加した。みんなワンパクな趣味人の集まりだから、なかなか楽しい。メンバーが自ら推薦する場所がツアーの行き先になり、今回は千葉県の浦安。
浦安というと、「東京ディズニーランド」を連想するが、かつての浦安は盛んな港町だったらしい。そういえば寅さんが失恋して逃げ込んで揚げ物で働いていたのも浦安だっけ。
まだ一部だが古い浦安が残っているところをいくつか廻るというのが今回のツアー。
保存民家は、お月見の飾り、家の柱の隅には魔よけ、元々は漁師の家だったとのこと。この魔よけって発想がおもしろい。ちょっと自分で彫ってみたくなる。こうした浦安の原点のような素朴さ触れると、ディズニーランドが来て、市政は安定しつつも街が強引に捻じ曲げられたような、そんな印象をもった。
久々のフィルムカメラは、デジカメに慣れているせいで、フィルムの巻上げを忘れたりカメラの構えがデジカメ流ー手を伸ばして液晶をみるーかっこになって自分でも情けなかった。
でもやはりフィルムは楽しい、

2007年9月21日金曜日

NYへ!里帰りするタンタン!

別に格別神経質なたちではないが、出張などで何よりしんどいのは同行者とツインルームに連泊することだ。どんなに相手と関係値がよくても、四六時中一緒にいることで、些細なことでぶつかったりするものだ。仕事の辛さとは異なる精神的な圧迫感のようなものかも。
それでも、ツインで一緒の部屋で寝ることになったとき、相手のプライバシーで関心をひくようなことがあり、それはそれで興味深かったりする。

とある南の島のロケで、カメラマンとツインで一緒になり連泊した際、彼がベットのサイドテーブルに小さなクマの人形を置いた。それは親指ぐらいのサイズで、見た感じかなり年季が入っている。
あまり詮索してもと、それが何であるかは聴かずじまいだったが、おそらく旅のお守りのようなもので、彼は随分永くそれを旅の同行者としていると憶測した。

当時はセンチっぽく感じたが、実は自分もいつの間にか、この人形を旅の同行者にしている。こちらもまじまじと観ると、相当やれてきている。 2000年のNYのSOHOで求めたタンタンは、それ以来国内外の旅行をともにしている。ときたま忘れたりすると、軽く不安になったりして、いまや旅のりっぱなお守りになっている。

この話しをすると、タンタンを一緒に旅行させるという志願者が現れ、実は、自分よりこのタンタンは世界の各地を訪問している。来週も女友達にNYへつれっていってもらうことになった。
7年振りのNYの里帰り・・・ちょっとうらやましい。

2007年9月19日水曜日

へんなの

銀座の日産のギャラリーに新しいXトレイルの展示。
雪山にのりあげるような、ワイルドな装飾で、気になるのはちいさなボートに描かれた注意書き「これは食べられません」
最初は冗談かと思ったけど、これはまじめだ。真剣に、発砲スチロールで造った雪を口に入れないでくれと注意しているのだ。銀座の真ん中で、こうした樹脂でできた雪を人は口に入れてしまうのだろうか。だいたい、ほんものの雪山だって雪なんか最近?は食べない。実際に口に入れて、クレームをいってくる人を牽制しているっていうことなのだろうかー
冷ややかな企業と消費者とのせめぎあいを考えていたら、本当に雪の前にいるようにぞっとしてきてしまった。

2007年9月16日日曜日

さようなら、マイルス!

マイルスディビスは自分にとって恩師のような存在だ。この人のミュート・トランペットを聴きながら色々考えて決めてきた。むしろ、物事を考えるときにBGMとしてマイルスが必要というところまできている。もしマイルスを聴かなかったら、きっと自分の人生は全く別のものになっていたような実感すらあるのだ。

そのマイルスが最近はなれようとしている。本当に離れていいのかー音楽とは正直に向きああうのが一番だが、もし離れてしまって他に行くあてがなかったらーと気弱?になり、関係を戻そうと再び向き合ったのだがやっぱりだめなようだ。またいつか聴きたくなったら、戻って行こう。


そして、最近は、クラシック・ブルースを聴き始めている。
当初は、ミュートにも通じる静けさを求めたのだが、あてはハズレてファンキーで明るい、BBキング、特にアルバートキングなどにはまっている。何も考えない、ただ体が求めているって感じなのが心地よいのが不思議。もはや音楽に深い絆ということより、新しいスタイルを求めているということなのかもしれない。

こちらは、新宿のUNION、螺旋階段を地下へ廻って入店。この雰囲気が結構好きかも。

2007年9月14日金曜日

安倍さんは七味をとって、エレベーターのボタンを押してくれる人

赤坂の砂場で5年ぐらい前のお昼時に、安倍さんが何名のスタッフと来ていた。この店は、政治家でも芸能人でも一切優遇なし、混んでいれば合席にさせてしまう。僕らは先に並んでいたんだけど、さすがに安倍さんは当時でもいいポジションだったから、僕の連れが、お忙しいでしょうからと順番を譲ろうとして断られていたっけ。合席になった安倍さんは、連れともバラバラにされて、なんと僕の斜め前に座った。先にお蕎麦が来たので、ちょっと体を乗り出して薬味をとろうとしたら、なんと安倍さんが、薬味をとってふたまで開けてくれた。これにはやっぱり恐縮した。(人ってなぜ恐縮すると同じ運動を繰りかえそうとするんだろう、恐縮しすぎて七味を入れすぎてしまった。)
今日スタジオで収録が終わったアナリストと雑談していて、この話しをしたら、なんとその人も、だいぶ前だけど政治家のパーティ会場で安倍さんとエレベーターで一緒にになり、本人と知らず、行き先のボタンを押してもらったそうだ。

あー安倍さんって、いい人だなーこういう人が総理になったら日本はよくなるよなーってその時に思ったけど、なったらこのざまだ。やっぱり、誰かに利用されてしまったって感じだもの。
それにしても麻生さんは、自分で失言問題をおこして安倍さんの足をひっぱといて、ちゃっかり後釜に納まるつもりだ。麻生さんは、絶対七味をとってくれないし、エレベーターのボタンも押さないタイプだ。

2007年9月12日水曜日

あー殿様キングス?狩人?!

こういうシルエットを見るとすぐ、そう思っちゃう自分って・・・変でしょうか・・・
新宿の高島屋へ続く通路です。たまたまテラスから下を見た方を撮りました。
(綺麗なシルエットだったら、もうひとつのブログ「東京エデン」行きでした)

2007年9月10日月曜日

最近、ショーウインドウにときめきますか?


このショーウインドウは、新宿のながーい地下商店街の最端にある。商店街の営業時間外には、このウインドウが煌々と光を放つのを正面にみながら歩く。ここだけ、やけに明るいのが目に付くのだ。
実は写真を撮る前に、親子がこの前に佇み、小さな子供がショーウインドウを見上げていたのが印象的だった。
そうーショーウインドウって、本来そういうもの・・・オテンバやワンパクをときめかせるぐらいでないとだめた。

2007年9月9日日曜日

台風一過の東京の空

台風の引きずる雨が続くなか、会議に突入して終わって外へ出ると、こんな空になっていた。東京の台風一過の空。
嵐の後だから感じる穏やかさ・平和、一方かすかに過ぎし季節の寂しさを感じながら迎える週末。

2007年9月7日金曜日

台風の夜はクルマで・・・

クルマの天井を打ちつける大粒の雨や、ラジオから流れる気象情報、流れる景観・・・不謹慎ながら、低気圧のせいもありちょっと遠足の前のような気分になって、こういうの決して嫌いじゃない。出来るだけ小さいクルマでワイパーも追いつかないようなそんなところを、走ると楽しい。

横須賀へ

急遽、横須賀に行くとことになった。
何十年振りに訪れた横須賀では、まったく記憶に残っていない初めて訪れるような場所だった。
台風の前線の影響で、天気が極めて不安定で5分おきに天候が変わるという感じ。
集合時間までわずかの間、海まで行ってみると、みるみるうちに晴れて目の前に「猿島」。




2007年9月2日日曜日

「ピカソと愛犬ランプ」とライカM3

ピカソ家には2匹の犬がいたようですが、ランプはアトリエに入れる唯一の犬。
この写真集にはピカソとランプとのゆったりした優しい時間が、今もモノクロームの世界の中で静かに生きづいている感じがとてもいいんです。
最近出たばかりの写真集なので、ぜひ本屋さんで見てみてください。
ピカソがウサギを紙を描いた手製のおもちゃと、このランプが戯れたりしています。もし、このウサギが今あったら一体どのくらいの価値があるのか・・・なんて野暮なことを考えてしまいました。

1957年製のライカM3、いい写真集を見ると出していじりたくなります。1年以上前に表面の皮がパリパリとはがれてしまって遠ざかっていたんです。ついに週末にネットでキットを買って治しました。思ったよりうまく張り込むことができました。
凛々しい姿で復活したM3、ちょっと嬉しくなったので、写真集と記念撮影。ちなみにこの写真集もライカで撮影されたものです。
このM3で近々フィルムカメラ・リターンをはかりたいと思っています。
このライカで、ここ一番の傑作が撮れたら写真は上がり?って決めているんですが、一体いつのなることやら・・・

2007年8月31日金曜日

8月のメリークリスマス

もう業界によっては冬向けの宣材の制作を始めている。
この時期のクリスマスの企画だけは、どうしてもモチベーションが上がらない。
スタジオは冷房を特に強めたり、ちょっとクリスマスっぽい音楽を流してそれらしき雰囲気をかもし出すこともある。こういうことに、もどうも違和感が拭えない。

ライターの女性の方にその話しをすると、プロっぽくないなーと笑われてしまった。この人は盛夏に、鍋の料理を考えるとを仕事にしたりするのだけど、集中していると本当にカラダが冷えてくるらしい。なりきり演技をしているのは、何もモデルやタレントだけではないのだ。むしろ裏方の方が深く入り込んでいる。
プロっぽくない・・・何気のない一言だが、ぐさりとさされ実はちょっとへこんでしまった。
現場ではのりの悪い奴に用はないのだ。若い時分には、もっとも軽蔑していた人種に自分がなっているとき、人はやっぱりへっこんでしまうもなんだ。

2007年8月30日木曜日

ジュース賛歌

最近ジュースをやたらに飲む。
スタバでアイスコーヒーを一口目にして軽く後悔するなら、ジュース・スタンドでメロンジュースを飲んだ方がよっぽどいいと思うようになってしまった。そういえば最近ジューススタンドがやたらに増えてような気もする。

ジュースっていうものは不思議。
自販機で買うこともできるし、専門店で100%のフレッシュジュースを飲むこともできる。

100%が美味しいかというと、実は低果汁の方が美味しく感じてしまったりする。

のどが渇いていた方がきっと美味しいはずなんだけど、のどの渇きを癒すということは、濃度の高いジュースは合わないなんてひそかに思ったりしている。そうジュースは奥が深いのだ。

夏バテにはジュースがいいですよー知人にそうアドバイスされた。
確かに自分はちょっと不調で食欲のないときは、嫌がる八百屋を口説いて?1個単位で果物を買ってランチ代わりにすることがある。果物が生鮮食料品では一番ピュアなわけだから、カラダには悪いわけはない。
ところがこの前会社でバナナをくわえながら、パソコンに向っていたら、哺乳類の知能テストみたいだと言われて・・・ただただ悲しかった・・・

2007年8月27日月曜日

古いソニーの魔法

古いたたずまいの本屋さんに入ると、レジ横のラジオから静かに音楽が流れていて、ちょっとなつかしい感覚にとらわれる。
実は音楽を静かに流すということは今や意外にむずかしい?ことかもしれない。ステレオやヘッドフォンで聴くと音はみっちり聴こえてくる。音からちょっと離れようと思っても、それは近くで密着している感覚だ。もちろん、そういう音楽との接し方が普通なのだが、ときとして、音楽にもう少し距離をもって接したくなるときがある。

部屋の片隅でラジオを少し低めに流しておくと、音との距離感が絶妙で、とても心地よい気分になれる。
このソニーのトランジスターラジオは、音を静かに部屋に流すには欠かすことのできない道具だ。小学生の頃、子ども電話相談室を聞くために買ってもらって以来、30年以上がたつ。(この番組のおかげで自分は、おたまじゃくしの生態とか、ほとんど必要のないことに今でも詳しい・・・)
ソニーがラジオを真剣に作っていた時代のもので、今のモノに比べると音がほんのり優しい気がする。
例えばこれで、今の季節だったら高校野球とかを少し音を低めに流していると、部屋には夏の音風景が静かに広がっていく。
モノを大事に長く使っていると、こういう魔法のようなことが起きたりするから不思議。
耳を傾けて聴くラジオ番組としては、NHK土曜ジャーナルが最近気に入っている。3回シリーズで柳田邦男の「人生に無駄なものは何ひとつない」 ーこれはとてもいい内容。 

2007年8月24日金曜日

孤高の人

この桑田を見たとき、あーこれは、この人にありがちなパロディなんだなって思った。アメックスと桑田、どう考えてもイメージがリンクしない。少なくと自分はそう感じた。
桑田は2か3歳年上で、サザンは熱狂するほどではなく、いつも流れていたって感じ。特に80年代のクーラーなしのクルマのねっとりとした空気の中で聴いたサザンには独特の想いがある。

時々見せる素の桑田への理解は、チャラチャラしていたい普通の人っていうイメージ。それが、今や何千もの人を養う立場になって演出に身を任せざるおえなくなる。
こうしたわけのわからない広告だって、時々でる焼き直しのシングルコレクションだって、どこかで聴いたような新曲だって、変なオフィシャルグッズだって・・・すべてしかたがないのだ。 だからこのアメックスやエステのCMに出ている桑田は、それに刷り込まれることもないし、幻滅することもなくて、やっぱりただただパロディと思いたい。
それで何年回に1回かは、TUNAMIのような名曲を生み出すんだから、そこだけみていればいいっていう感覚になっちゃう。

だいぶ前になるが、仕事仲間に無理やりパス頼んで、サザンのバックステージにもぐりこませてもらったことがある。生で観るステージに上がる前の桑田は、誰も近寄れない、意見できないっていう感じだった。まさに孤高の人、ちょっと気の毒?に思った。

2007年8月23日木曜日

餃子に激励される

2月から通っていた宇都宮の顧客の案件がついにオワッタ。
プロジェクトは打ち切り、あっけない幕引きとなった。
へっこんでいてもしかたがないので、ここは名物「華餃子」だ!

このまさに華やかな餃子が食卓に登場するときのインパクトは強い。餃子を最後に蒸すときの水に秘密?があるのだろう。膜が張ったようになって固まっている。.これをパリパリ割りながら食べるのだ。
プロジェクトが頓挫してしまうのは、これが初めてでもないし、これで終わりでもないでしょーまぁまぁ熱いうちにいっちゃってください!って餃子がそういう気分にしてくれる。ちょっと大きめにほうばると、なぜかぐっとこみ上げてくるものがある。華餃子っていうのはそういうものだ。

2007年8月21日火曜日

RZの娘

ちょうど午前中だけ時間があったので、奥多摩へ・・・

いつもの峠の始点に向うと、前にRZに乗る娘。おなじ排気量でも向こうのが全然速いので、置いていかれるかなーと思いつつ付いていくと、おっといきなりスローダゥン、なんだーと追い抜くと、今度は後ろにぴったりつかれてしまった。何をしたいのかよくわからないが、娘に遊ばれてしまってはたまらないのでちょっとペースを上げるとちゃんとついてくる。いやだなー抜くつもりのはいつでも抜けるのにーそう思って数キロ走ると、念願の下りがやってきた。
さらにペースを上げると、ちょっと離せて面目?をたもって、ゴール。

いつも駐車場で、休んでいるとRZがやってきた。
ー後ろからみると可愛いですね。
え?俺?後ろ姿がかわいいといわれたのは、100年も前の話しだと思いつつ・・・・いやいや、バイクのテールの造形のことだと、ちょいとはずす。
そもそも、いまどきはスクーターかハーレーに偏向する女性が多い中、小排気量のバイクに乗っていること自体が珍しい。ただただRZが好きでのっているとのこと。いずれ大きい排気量のRZにいきたいとも。なんかポリシーが定まっていて知的に感じてしまう。流行よりも好みが優先する世代の兆候かも。
ヘルメットを取るとショートヘアーのふつうっぽい女の子、そもそも、いまどきの娘は本当に気さくだ。自分が積極的にバイクに乗っていた80年代とは比べ物にならないぐらい自然態だと改めて思う。
ー後ろからスタンスミスも見えてました!
スタンスミスは、80年代からはいているアディダスのスニーカーだ。

ドリームにまたがりたいと、片足を綺麗に上げてシートに収まると、自分よりもはるかに似合っていて素敵だった。後ろからみると確かに可愛い?そして足首のぞくのは、新しいカタチのスタンスミスだった。
なんか、それだけでちょっと嬉しくなってしまった。

2007年8月17日金曜日

あまりにモデルさんがかわいそうなので・・・

真夏の予算をケチった撮影・・・
だいたいイメージで撮影場所ってストックみたいなものがあるんです。例えばトロピカルなロケーションといえば「サマーランド」。ヨーロッパの公園だったら、ここ代々木公園ってなふうに・・・いかにもお手軽って感じです。東洋のナポリといえば、熱海!・・・おっとこれは、寅さんのセリフでした・・・

それにしても、凄まじい暑さの中の撮影、みんなだるいムードが漂っている。モデルさんも大変、メイクがどんどん流れる、メイクさん、流行りの瞬間冷却スプレーもってないの?必需品なのに!あれはいいよ。どこでもクーラーだよ。
アシスタントは、スタンバイ中はレフ板でモデルをあおって風送ってあげるもんだよ。おいおい自分の頭に載せて自分を涼しくしてどうする?
あんまり、モデルさんがかわいそうなので、頭から噴水を出してあげました。

2007年8月15日水曜日

のれない?「地下鉄にのって」

正月映画が寅さん、ならお盆に観る映画っていうのもあっていいかも。
この「地下鉄にのって」は雰囲気的には?お盆にぴったりではないかと思って観てみてみました。

恩師との再開がきっかけになり、戦中後、60年代へタとイムスリップして、父の真実の姿を知る。
人気のない地下鉄のホームひとり、確かにちょっと何か起こりそうな、すきま観?を感じます。地下鉄から白昼夢的に過去にもどるっていうイメージはとてもよくわかる。

父はおろか、兄弟の死、恋人の母などタイムスリップで様々な真実が交差する。
浅田次郎っぽいというかー次から次とカードをひっくり返すようにことが起きるんですが。自分としてはちょっとついていけないって感じ。刺激を強すぎてドラえもんのタイムとラベルものを観ているよう。
寸止めのストーリー展開、演出、しっとりした描写でこそいきるテーマだと思います。
この浅田節は、映画の作りかたでおぎなえる部分もあるはずなのにちょっと残念でした。
亡き人を想う、改めて知るということは、こういう確信的、タイムスリップのようなことではなく、もっとしっとりして、想いと迷いの不確実の中をさまよいながら、やがて氷解するのが本来じゃないかなー。 それに過去の純朴な姿を観ないとその人と和解できないなんて悲しすぎる。視てわかることは消えやすい、感じてわかることの方が、はるかに深いし尊い。

この作品は私の原点です。浅田次郎

気持ちとして、わかったとしても浅田の白昼夢?として胸にしまっとくようなものだったかも。
そもそも、あのときに戻って・・・というのは戦火をくぐりぬけてきた、何千、何万もの先輩の方がかなわぬ夢と、過去と一緒に懸命にがんばってきたわけですから、こんな稚拙なストーリーの中だけで表現させてはいけないと思うのです。
最近の浅田は、ちょっと????です。

さらに、浅田には、しばし物語の中でとことん不憫な人が登場しますが、今回も、主人公の恋人役がそれにあたり、自分としては展開に違和感をもってしまった。 岡本綾の不憫さに涙・・・・(実はファンです・・・)

2007年8月13日月曜日

犯人?はこれ!


通勤途中の駅のコンコースで、いつもなんともいえない甘~い香りがすると思っていたら、パイ屋さんの仕込み中だった。
ガラス越しにみるボウルに山盛りされたりんご。 黄金?のような輝き!!
子供の頃りんごを煮てもらってよく食べたっけ。 
この甘すっぱいトローリとした香りは、魅惑の甘味への誘い。朝から思わず足がもつれそうになる。実際この香りでその先の階段から足を踏み外した人も多いに違いない。恥ずかしくて言わないだけ。
それにしても、朝から勤労意欲をそぐ罪なパイ屋だ。
ものをバケツで食べたいという表現があるけど、このままボールを抱えて食べたい衝動に駆られる。

2007年8月11日土曜日

耳のリハビリ

最近よく一緒に仕事をするスタジオマンに、ヘッドフォンはどのモデルがいいかーと訪ねると、このソニーのプロ仕様のスタジオモニターを勧められた。 プロの言うことは、うのみにする方などで視聴もせずに使ってみたら、あれ?期待していたほどではなかった。もちろん悪くは無いがきわめて普通な印象。ちょっとがっかり・・・・
それはスタジオマンに言わせると、耳が毒されているせいだそうだ。

スタジオでは、様々な音を取り扱うので、そこでの機材は、仕様がニュートラルであることが何より必要、妙な味付けがされていては、きちんとした音創りができないとのこと。たしかにiPodを代表されるポータブルプレーヤーは、高低域を強く打ち出して肝心な真ん中が聴こえないような印象をもつ、シャカシャカ、ドンドンという音が今や一般的な音らしい。

毎晩夜中に眠る前に1枚だけ、このヘッドフォンでマイルスを聴くのを大切な習慣にしている。
相変わらず、音への感動は薄いが、ここちよい音であることは間違いない。ベースが無遠慮に響いたり、ピアノが中途半端に弾んだりしない。ちゃんとマイルスに焦点があっているという感じ。これがニュートラル:真ん中に居るということなのか。
一方ちょっと困ったこととしては、外で聴くシャカシャカ、ドンドンが不快になってしまった。
そう考えると耳のリハビリ?としては毒が抜けて効き目がでているということかー

2007年8月6日月曜日

暮らしの手帖


最新号の暮らしの手帖を手にとってみる。

ご存知の方が多いだろうが、この雑誌は一切広告がない。企業の広告収入に頼ると記事に影響がでる。巷の雑誌の製品比較など、この雑誌のやり方に比べれば茶番もいいところかもしれない。それでも雑誌というのは企業が広告を買い、記事原稿の一部を操るというビジネスモデルであるから、暮らしの手帖が変わっているだけのことなのだけど。

最近この雑誌が売れていると聴く、理由はちょっと路線を変えて、いわば大人のクウネルみたいなソフト路線にしたことによるらしい。クウネルでエコカーの記事はトヨタになるが、暮らしの手帖は、カルフォニアの植物油で走るクルマの話題になる。ここが、この雑誌の知的でおもしろいところだ。

最新号は、大好きケンタロウがカレーのレシピを公開している。レシピもさることながら、カレー好きの人の書くエッセイのようで楽しい。巻頭の特集はなんと、ふりかけだ。このふりかけだけでも永久保存版っていう感じだ。
そして、この記事で目が留まる。夏の下着、女性下着の話しなので内容は全く興味はわかないが、目が留まったのがこのフランスの写真家のポートレイト。ブラウスに黒の下着が透けている。なんとも色っぽい。久々にすごい写真をみた。これは暮らしの手帖流の男女に効く?グラビアか。やっぱりすごい雑誌だ。