一澤帆布の相続問題は全国紙に掲載されるほど話題になった。振り返ってみると次男・信三郎がマスを使い大々的に暴れた印象だ。少なくとも僕の印象では長男は、あまりコメントや釈明などを出さなかったようにも思える。
そして2つに分割したお店の今日の製品をみると、自分の一澤のイメージは長男の元でつくられる品々のような気がする。
信三郎は、職人を連れ出してカラフルな柄や新たな素材の組み合わせなどで大きく変えようとしている。自らの名前をカバンに貼り付けるという行為も、なんとも次男っぽいーのぼせーをみてしまう。
僕は、一澤は30年前から使っていていくつも持っているけど、そのよさは迎合せずにまもりでいくところだ。「東洋のプラダ」とパリコレで呼ばれても、まったくのぼせなかった、むしろ「京都の一澤」で通したところが真髄だ。長男・本家にはそのブランドの真髄を継承しているような気がする。
仕事仲間からの嬉しいお土産!一澤頒帆布のペンケース。このワサビ色!一澤の色選びは難しい。色々試したけれど自分はこの色と合うーそういうところを見抜いて、お土産の色を的中させるところが、またまた嬉しいところだ。
新品の一澤は、なんかちょと恥ずかしいような気になるーこれもこのブランドがまだ活きている証かな・・・