2009年9月19日土曜日

コスモスの影にはいつも誰かが隠れている ー藤原新也

神保町で行われた藤原新也のサイン会に出かけてきた。
作者のサインにどれだけの価値があるかはわからないけれど、わずかの時間、作者に対面できることは魅力だ。ご本人のイメージからするとサイン会というふうではないのだけれど、ご本人のブログには読者の顔を見れる好機と記されているのだから、まんざらでもないのかも。

大変な賑わいーそれは、今回の「コスモスの影にはいつも誰かが隠れている 」は東京メトロのフリーペーパーに連載されていたものの再編で、新たな読者層がなだれこんだということだろう。
階段3F分列がならび、大方この本を読んでいる。半分ぐらい読み進むと、ご本人に対面ということになる。階段3層分が同じ本を読み進んでいるっていうのは不思議な光景でもある。

私は藤原さんほど眼光が鋭い人を知らない。1瞬目をあわさる瞬間があるのだが、この形容しがたいわずかの時間ー。何か一言二言会話を交わしたい衝動にかられるが、このさすような視線でいつもなえてしまう。

2009年9月17日木曜日

間違いメッセージ

ケータイに女性の声で間違い電話が数回にわたりあった。留守電にメッセージが残されていた。
あらての勧誘などだと面倒かと、コールバックして間違いを正すことも躊躇してしまい、1日3回の割合でメッセージは残される。
その断片的な内容から、この女性は深刻なトラブルに巻きこまれて相手の男性ー勝手に男性だとおもっているのだがー助けを求めるということのようだ。身におきることへの恐怖、畏怖などが声から伝わってきて臨場感がある。聴いていけないと思いながらもなんともなく無意識にメッセージを流す。

電話を切って空の低い雲、ヘリコプターの飛来音・・・背筋が寒くなるが普段は使わない神経をつかっているような、そんな不思議な気分にさいなまれる。
いつまで、続くのだろう・・・・