2012年12月8日土曜日

大人のお祭り

この季節になると、私は夜な々、酉の市に出向く・・・
冬の祭りは、その喧噪に師走を感じ、寒々とした空気は硬い。
子供はほとんどいない、そもそも祭りは大人のものであってほしい。
若年層も、ここでは大人の流儀に従っている、これは珍しい展開といえるかも。



2012年12月5日水曜日

夢の時計

20代の後半、飛行機の隣席の方の腕元に目がとまった。気品にみちた紳士の多針時計、風防には窓の外の雲が映り込んで美しく輝いていた。腕に巻かれた有機体のようで、その印象があまりに強く、以来、夢の時計?へ。

古いサーキット名を冠したクロノグラフは半世紀にわたりモデルチェンジを繰り返す、近代的なデザインになり当初の印象が希薄になって、さらに価格も高騰して、手に入れることもないかなーと思うようになった。ところが夢は、わずかでも想い続けることで実現するって、本当で幸運な偶然がいくつか重なり手中に・・・


人を待ちながら、ふっと時計に目をやると、イルミネーションの灯を受けて、それはそれは、見事なまで綺麗だった。
ふつふつと心の底から湧きあがるものに満たさる・・・いまどき時計ごとき?にここまで心を動かされるとは新鮮だった・・・
そうそう、いい時計ってこういう不思議な力があったけ、それはまさに自分が失っていた感性、忘れかけていた高揚感だった。