とりあえず電車に乗っていけるとこまで行ったら降りてみると、そこは松島海岸だった。松島以降、石巻方面は未だ線路が寸断されているのだ。
松島の観光のにぎわいは敬遠して、歩くこと20分・・・橋がかかる島、そこは小ぶりな神社と隠れたような浜辺、不思議な植物がひっそりと息つく、小ぶりな島だった・・・
この橋で島へ上陸・・・
綱を伝わっておりていくと、砂浜に出た。人の気配や生活感が希薄な無人島のような趣だ。
眺望もさすが日本三景に入っているだけあって美しい。
地元の若者がたたずむ。どこまでも平穏で静かな空気に包まれる。今年撮ったささやかな写真で結構気に入っている一枚となった。
復興の地で心を強く動かされるのは、何の変哲もない静かで平和な姿だ。
神社の地場の力で、災害から守られ、静かに様々な動植物がたたずむ島。小さな入り江には、エメラルドブルーの波が漂う・・・そしてその片隅の二人、そうした景色こそ、復興の兆しといえないかー