2008年4月20日日曜日

いよいよ、無線機をつくります。

これはハムラジオ用の無線機の外装パーツ。半年ぐらい前から,暇があると秋葉原で少しづつパーツを集めている。
いよいよ自作の小出力のモールス通信機を組み上げることにしたのだ。
肝心の中身は、ゼロから作るのは、さすがに技術力がないのでパスして、ここはアメリカ製のキット(SW40)を個人輸入して組み込むことにした。小出力でありながらほとんど無調整でシアトルまで電波を飛ばすことができるような実績のあるキット。
その分、外観にはこだわりたい、今の時代、ハムラジオはムードが大切だから。
イメージしたのは、先の「夜間飛行」にでてくるようなちょっとレトロな無線機。頭の中でイメージしたものをカタチにしていくのは楽しい時間・・・
秋葉原の部品屋の店先で光っていた青色ランプ(LED)は、神秘的で美しかった。つまみは色が気に入った小豆色のもの。ケースの塗装はタミヤの模型に使うものの中から、ネィビーブルーを選んだ。丸いメーターは70年代の、壊れたソニーのトランシーバーから分解したもの、このトランシーバーで自分は無線の楽しさを知ったようなものだから、トランシーバーとして再生が無理ならせめて部品でも活用したみたいと考えた。
完成すれば、送信されるモールス信号は、空の上の電離層へ、そして太平洋、大陸そしてまた電離層へと・・反射を繰り返して地球の裏側まで届くのだ。
完成予定は初夏。実は無線機が出来ても、モールス通信をするために今のもののひとつ上の国家試験を受けばならない、ゆっくりと歩く遠い道、でもけした急ぐ必要のない道、そしてとても楽しい道でもある。

巷では自作の無線機に名前を付けることがある、つけるとすると・・・
 VOL DE NUIT :夜間飛行 ーおっとオタクっぽい?笑

2008年4月14日月曜日

サン=テグジュぺリ 夜間飛行 南方郵便機

何度も読みたくなる本がある。
同じ本を読み続けることを不可思議に思う人がいるらしい。
自分にとっては、本は繰り返し読み深めていくものー音楽だって同じだ。

この2冊は、とても読みにくい本、 文体は古く、本筋から延々と蛇行をしていく展開も忍耐が必要かもしれない。
でも、そうした混迷の文節の中から、輝る美しい叙事詩のようなシーンにめぐりあえる。自分はそこを手繰り寄せるように何度も読みふける。

飛行士のクールで孤独な世界観、飛行機を擬人化するシーンや無線や計器に関する描写がちりばめれていて、バイクや無線ロマン?に共鳴するのだが、特に「夜間飛行」のパタゴニア線の郵便機が嵐に遭遇するシーンが絶妙。
四方八方を嵐にいく手を阻まれ、天空に認めたかすかな星の光に吸い上げれるように機を上昇させると、そこは嵐とは打って変わった月の白い光の世界、美しさと静けさに包まれる、しかし燃料は後半時間・・・ 自分が何度も何度も読み続けている好きなシーンだ。

2008年4月1日火曜日

日本にはmarumanがある!

marumanのスケッチブック、図案シリーズが50周年だそうだ。
初めて手にしたスケッチブックが、まさにこれだった。何冊つかったかなー絵が下手な自分はちょっと使いこなせずに悔しい思い出もある。
ノートブックは初めてみた。これが、50周年の特別シリーズなのかわからないけど、ハムラジオ用のノートを探しにいって思わず買ってしまった。最初はロディアのノートにしようかと想ったけど、これがみつかってほんとによかった。(だいたいロディアのメモパッドは重くてよくない、プロのライター御用達っていうけど・・・で使っている人なんてみたことない、プロは無印のノートさ!)

日本に夢が溢れていた時代、人々は、このスケッチブックに、たくさんの夢を描きました。
未来の生活を想像して描いた子供がいました。
美しい風景や、愛しいひとの姿を描いた人もいました。
そして今も変わることなく、大勢の人たちが、スケッチブックにそれぞれの夢を描きだしています。
それが私たちの、大きなほこりです。  (マルマンのホームページより)

あーそうなんだ、絵を描かなくていいんだ。スケッチブックって夢を描けばいいんだ。
知らなかった・・・