2008年3月20日木曜日

香らない不思議


マックの新しいプレミアムローストコーヒーを前に首をかしげる・・・だってなぜか、見事に香らない・・・苦味にもちょっと違和感がある。容器をスタバ、エクステリアカラーを意識しているのもちょっと悲しい。 100円だからしょうがないーではなく100円でプレミアムと名乗るのが間違っている。

コーヒーは結構色々と凝った時期もあったが、今ではあまりこだわりはない。もちろんおいしいことにこしたことはないけれど、インスタントでも街の自販機でも、その気分や状況によっては充分に楽しめる。また体調や気分が敏感に味覚に反映する世界でもあると思う。こういうミズモノ的なコーヒーの側面を悟ってからは、コダワリはどんどん萎んじゃった。

拘りを捨てると、人は自由になれるのかー今までよりある意味コーヒーを楽しめるようになったような気がする。

でも、ホンモノ、うまいふりをするのはやっぱり敬遠する。このマックのように・・・

この手のコーヒーでまともなのは、競合のロッテリアだ。ブルータスのコーヒー特集でスタバよりよい評価を得て、試してみたら地味ではあるけど、そこそこおいしい。でも名前はプレミアムでもスペシャルでもない、ただのレギュラーコーヒー(いれたて)、これでいいのだ。 

2008年3月16日日曜日

キャンベラは快晴・・・

バイクで山の麓まで行き、そこからは歩けるだけ歩いて、野宿ということを仲間3人で繰り返していた時期がある。
タープの設営、夜の食事までが共同作業で、後に各々の楽しみにうつる。楽器を奏でたり、酒を飲んだり、本を読んだり、星を眺めたりと・・・ 各々自由気ままな夜を過ごす。
ある晩、友人が小さな手作りのモールス通信の無線機で交信を始めた。ろうそくのランタンのか細い灯りの中、無言で手を小刻みに動かしてツートツート・・・と交信する友人。ノイズ交じりに聴こえてくる断続する電子音、嵐の夜に気象通報をラジオで聴くような独特な雰囲気に包まれる。友人は国内を手始めに、その手の平に乗るような小さな機械で、なんと海外とも交信を続けた。
灯りのロウソクを使い果たすと、その晩のお楽しみはおしまい・・・寝袋にもぐりこみながら・・・「キャンベラは快晴らしいー」と友人がつぶやく。
八ヶ岳の山奥へ俗世間から遮断されているのが本望なのに、なぜかその一言は心の残った。
この友人とは、その後、音信不通になってしまったが、この冬に無線を再開した自分は、いつの日かこの友人と無線での再会をほのかに期待している。できれば同じように小さな自作のモールス通信の無線機で。

写真はラジオ・タンザニアを受信中の無線機。眠れない夜はトロピカルバンドと呼ばれる短波放送帯を何気なく聴く。
ラジオによるとタンザニアも今日は快晴だそうだ。

2008年3月14日金曜日

ちいさなプリズムの話し

オペラシティへの帰り道。
光の周りがいいので撮っていたら、七色のハレーションが起きた。
かつて、光学性能の悪いデジカメを使っている時分は、多発して、逆に面白がって積極的に撮っていたっけ。
小学生の頃、ポケットには小さなプリズムを忍ばせていて、いつでもどこでも太陽があると七色の光を映し出していた。
原理よりも現象が自分にとって何より楽しかった。慣れてくると自由自在に光を操れるようになった。
光を何より意識したきっかけ・・・それが小さなプリズムだった。

今デジカメで、こうした七色のハレーションをうつすことは、光を意識して、光を操って、写真に写す、そんな癖は、全てあのプリズムから始まっている。

2008年2月14日木曜日

ハワイの引力


西麻布のプロダクションにかかげられた絵に思わず魅せられてしまいました。
どこかで、観たことがあるなーと思っていると、そこのボス曰く、ハワイのサーフィン雑誌の表紙を長年にわたって描いていた作家の原画とのこと。そうか!むかし神田の古本屋にいりびたっていたときに、何冊か買った記憶もある。当時のポパイにも紹介されてたっけ・・・
ぐわーっと?色々な想いが交錯して、絵の世界に引き込まれてしまった。あー自分にもこういう感性がまだあったんだーなんて妙なことに関心してしまったのでした。

2008年1月22日火曜日

渋谷 とんちゃんへいく


とんちゃんは、渋谷で評判の韓国焼肉の店だ。ここは名の通り豚が中心。脂身たっぷり?の豚を鉄板で焼くという素朴な焼肉だ。サンチュに挟んで食べるのがとてもおいしい。 豚の割りにさっぱりしていていくらでも食べられてしまう。
はさみできりながらまさに、ミスとんちゃんのような女性(失礼?)が焼いてくれる姿もいい。
鉄板が斜めになっている。これで豚の脂身が自ら豚を揚げている、これが美味しさの秘密かも。そしてその脂は、そのほとんど傾斜で滴り落ちる。これは健康的だなんておもっていると、その脂の先には、キムチが控えていて、その脂を受けておいしいキムチ炒めが自動的にできている。ときとして韓国料理にはこうした落とし穴がある。つまり健康的に脱脂していておいて、最後にはそれを全て食べてしまうーまさに背徳グルメなのだ。

美味しくておなか一杯、とんちゃんへ行くーというより、とんちゃんになるーと言ったほうが近いかもしれない。

2008年1月15日火曜日

音の宝石箱


年末の大掃除で、カセットテープがお菓子の缶に一杯出てきた。80年代後半のものが中心で、ちょうどコンサートのツアークルーやイベントの仕事で全国をめぐっていたときのもの。

コンサートのツアーは全国を集中的に廻るので、一ヶ月以上、地方を巡業することになる。当時のスタッフは、カセットテープに自分の好きな曲をいれて持ち歩いて、ツアー後半では、自分のテープに飽きて仲間と交換したりしたものだ。結構しんどい仕事でもあったので、音楽で紛らせた様々な苦労は今や音楽とリンクした、なつかしい思い出になっている。

いよいよ90年の頭に僕もその仕事を東京ドームで卒業することになり、ドームのエアハッチが開くのを待っていると、音響さんが無造作に餞別といって包みをくれた。その中には、このソニーのプロ仕様のカセットレコーダーが。『もう、カセットの時代はおわりだからなー』って彼の言葉が身にしみた。

さすがにプロ仕様のことだけあり、先日埃を払い、出てきたカセットテープをかけるとちゃんと動いた・・・ツアーテープから流れる80年代の音楽たち・・・・かすかに音をたてて、くるくる廻るテープ、VUメーターの針がけなげにジャンプするのをぼーと視ている・・・なつかしく何も手につかない。 音の宝石箱と過ごす、お休みの午後はどんどん過ぎていく。

当時の出たばかりのCDは記憶層がはがれはじめている。そしてその後に出たMDは、エラーを連発する・・・結局、音が揺れてもノイズが上がっても、カセットテープが生きている。そう考えると、こうしたメディアの進歩って、なんなんだろう。


2008年1月10日木曜日

もっとクールにいきたいときだってある・・・

カプチーノを頼むと、時々こういうデコ?をされて出てくることがある。さいしょは、それなりにおもしろがっていたけど、よくよく考えると、もっとクール?にカプチーノを飲ませて欲しいーとおもうことだってある。 ふ~戦士の休息・・・なんておもってこれが出てくると、あまりにお茶目すぎる・・・

それに、こうして出てくればきたで、これを崩すことへの躊躇がある。人形焼きを食べるときちょっと(ほんとうにちょっとだけ・・)食べにくいとのおもいと似てはいないかー
そーと下から崩さずに飲みはじめたら、だんだん流れてウサギが摩訶不思議な生き物になって恨めしそうに消えた・・・これでカプチーノをじっくり楽しんでいるといえるだろうか・・・

2008年1月7日月曜日

あけましておめでとうございます

今年もよろしくお願いします。
1ヶ月近く放置しましたが、ぼちぼち再開します。
どうぞよろしくお願いします。

お正月に訪れホールにあったいわゆる「公衆電話」。こんなに素敵に進化していた。
街から、あの緑色の公衆電話はどんどん消えているが、実はこんな新型があるなんて知らなかった。
ホールの片隅で青白く光るこの電話は、美術品のようにうっとりするぐらい美しい。
そもそも、小銭をポケットから掴みだし、手帳を片手に公衆電話に向き合あうこともなくなった。でもその光景はわるくないし、自分としても嫌いじゃなかった。

夏の日の夜とか、このひんやりするような蛍の放つ青い光の公衆電話で話すなんて、結構粋かもとおもってしまうのです。
そもそもケータイで話すことは、ほとんどどうでもいいこと・・・なんだから・・・

2007年11月21日水曜日

スターバックスコーヒーでの置き土産で遊ぶ


スタバで入れ替わりで座ったOLの忘れ物らしい無印良品のクリスマス冊子のカタログが目につく・・・ちょっと手にとりながめてみた・・

刺繍のような図柄の表紙を開くと、「クリスマスこばなし」と題して、いくつかのクリスマスにまつわる話しが日米語で書かれている・・・ゆっくり指でなぞり英語で読んでいくと、シンプルゆえ意味がわかってなんとなく嬉しい。(小人はリトルピープルということがわかったりする。)

クリスマスにちょっとした手軽なプレゼントをさがすと、実はなかなかいいものがない。そういうときMUJIのクリスマス・シリーズは、大人に子供のクリスマスキブンをプレゼントするものとして、とてもいいと思う。
まだ現物をみていなが、その冊子の中で気になったのは・・・

黒板の素材で出来た車のおもちゃ:黒板って時々無性に書いてみたくなることが自分はあって、本来はちいさな黒板を手元においておきたいぐらいだ。このクルマは、黒板で作られていて、当然でチョークで自由に書くことができる。
これがあれば福山演じるガリレオは、地面にいきなり数式を書かなくて済むかも。

廃材にビー玉をつけたシンプルな万華鏡に惹かれる。妙なことを自慢するが子供時代にビー玉を通して景色をみた時間は、日本中で自分を超える人はいなと思えるぐらい、ビー玉をのぞくのは好きだった。そのままみるのに飽き足らずビー玉を熱して、急に冷やしてヒビをいれて万華鏡のようにして視ると、この世のものとは思えぬ光景が見えたものだ。

まだ実際に触れたことがない品々・・・実はスタバの置き土産の冊子の中で楽しむ程度が本来はいいのかもしれない。

ところで・・・この冊子、一度手にすることがあったら、そっとその香りを試して欲しい。
子供頃のプレゼントが包んであった包装紙の香りが、かすかにするから・・・その香りこそが、クリスマスの思い出を想起する妙薬のようなものかも。


2007年11月12日月曜日

続報!タンタン所在不明?


友人と旅行中のタンタン、シカゴ空港を後に音信が途絶えていましたが、続報が届きました。
飛行樹の窓にへばりつくタンタン、気持ちはわかります。でも一体どこ?

それにしてもいったい、いつNYにつくのだろうか・・・

2007年11月11日日曜日

海へ3 茅ヶ崎カフェへようこそ!

バイクでソロツーリングでは、自分は食事のためにお店に入るということをあまりしない。ソロキャンプ用のクッカーで自らつくることが多い、お店に入ると、なぜかツーリングが寸断されてしまうような気分になってしまうからだ。

水を汲みコッヘルにかけて海を眺めながら待つ時間も、ツーリングの楽しみの一つだ。 先日の林道では、湧き水で珈琲入れた。ツーリング中は茶も大切な時間。珈琲を好む人が多いようだが、海を前にぼーとして和むときは紅茶にまさるものはないように自分は思う。
北米の山岳ツーリスト向けのサバイバルキットに紅茶が入っている、これは遭難時にまずは紅茶で和みこれからの展開を冷静に考えるーということだろうか。 別に遭難しなくてもー渋滞にはまり予定を大きくおして暗くなりかけているキャンプ場について、気分は最悪なんてとき・・・そのまま設営や食事の準備に入ると適当にしてしまって後々後悔する。仲間との空気も重い、そんなときは、まずは紅茶。紅茶を飲んで、一息入れると気分は変わり、皆も陽転してキャンプを楽しもうというムードになれるから不思議だ。

大きめコッヘルで無印良品の紅茶パックでお茶を飲む。なぜか軽い気分で通りがかりの人を誘う。 茅ヶ崎の即席カフェだ。
海から上がったボディボーダを誘い、やわらかい、ささやかな会話を交わす・・・これこそ軟派。やっぱり紅茶は人を和ませる・・?

2007年11月10日土曜日

海へ2 黄昏




三浦半島は、起伏にとんだ地形が続き、太陽と海が静止する中、周りの景色が次々と流れるといったバイクならではの 独特の滑走感を味わえる。畑の真ん中の生活道路を、せり上がるような夕日を正面にとらえて加速、上昇して、黄昏色に染まる地平線に向けて坂を下降していく。特にくだりでは、なぜかヘルメットの中でむやみに大声をあげたくなる
小さな漁港がいくも点在していて、人影もまばらで静かな時間が流れていた。バイクを徐行させて、ゆっくりと眺めながらはしり抜けると、漁港の香りがまとわりついてくるのが心地よい。

2007年11月9日金曜日

海へ1 地平線




夜中の3時で仕事が一段落して、ひと寝入りして午後に社に出ようかと考えたが、急になんかーばかばかしくなってやめてしまった。ちょっと周りに無理をお願いすれば休めるかも。 すぐさま連絡して休むことを決めこんだが、家で寝ていると1日を無駄にする、ここは思い切ってバイク(XIR250R)で海へ。
八王子、相模原・・・いくつもの街を通りすぎて延々走ること2時間弱で平塚へ。 がまんしてがまんして、海岸線に出る単純な快感は昔も今もかわらない。まずは砂浜で思い切り手足を伸ばしたまま昼寝。
そして、茅ヶ崎、湘南を経て三浦半島を1周。 のどかで静な漁港をいくつも通りすぎる。
三浦で日没となったが、とばりの海岸線がこんなに綺麗だなんて・・・

友人に雲の写真ばかり撮っている人がいるけれど、僕は写真家の杉本博司を真似て地平線の写真をコレクションしている。
空と海、そのシンプルな構図には形容を絶する奥深さと絶対的な静寂がある。
一番明るい写真が茅ヶ崎で、一番杉本チック?な構図。他の2枚は三浦半島の日没前後。



2007年11月5日月曜日

レッドウイングに負けはじめる・・・

この季節になると、おもむろに埃を払い皮のクリームを塗りたくる、89年モデルのレッドウイングのワークブーツ。
手に入れた当時は流行するちょっと前で、まだ安く手に入った。(なんで流行るとみんな高くなるんだろう、不思議。) 本当はソールが白いのが欲しかったんだけど、品切れで、この無骨なビムラムソールになっちゃった。でも今考えると結果的にはこっちのがよかったかも。お店の人に初めてはいて違和感を伝えると、2-3年たたないとだめ、履き倒すって感じちゃないとだめだよーって言われた。
このワークブーツ、10シーズンぐらい秋から春にかけてイベントやコンサートの現場では必ず履いていた。一時期は、本当にこの靴じゃないと足元が不安っていう時期もあった。それが、多分店員が言っていた履き倒すっていうレッドウイングとの、いい関係値なんだろう。

ここ数年、たまに履くと足が痛くなる、つまりここ数年連続して、レッドウイングに負け続けているっていうことだ。また勝てる日はくるかなーっておもったりしている。こういうワークブーツを履く日常にちょっとあこがれたりしている。

2007年10月30日火曜日

林道へ行く

先日のリタイアから、ついにツーリングへ。 林道をめざす。
せっかくバイクを再生させたのだから、当時よく行っていた林道へいくことにした。(タイヤも新品にしたことだし。)
林道は本当によく行った。林道をバイクを走るのは、とてもスピリチュアルな体験。 ふっと視線を感じると、野生の猿や鹿がこちらを凝視していたり、夕闇の中、こうもりに追いかけられたり、時間の概念がずれたり・・・と。
さて本当に久しぶりの林道は、さすがにバイクの前後のサスペンションがやれていて思うように走れなかったけど、湧き水で珈琲を楽しめたし、渓谷も昔と変わらず美しく神々しかった。そういうことが何より楽しく感じられた。そして、かつて豪雨の中、エンジンが止まって一夜を明かした穴を発見。(たぶん・・・) 雨具とヘルメットをかぶったまま、この穴にへばりついて眠ったけ。翌朝、朝もやの中でエンジンをかけると、何もなかったようにエンジンが復活。山ではこういう不思議なことが結構多かった。

帰り道、バイクごと泥水を浴びた自分へ奇異な視線を遺して、流行のハレーや大型スクーターがどんどん追い抜いていく。
帰り道で飛ばす連中は、その日きちんとバイクと遊べてないから。バイクでとことん遊ぶと、帰りはゆっくり丁寧に走るものだ。
彼らをみていて流行を追う必要のないことを改めて思う。自分の今まで、バイクで充分楽しい体験をしたし、おそらくそれらを超えることはないだろうから。


2007年10月27日土曜日

ビバリーヒルズウォーターに呆れる


これは下見で行ったリッツーカールトン六本木のミネラルウオーター。1本が1万円もする。。ハリウッドのスターのシークレットパーティ向けですなんですってー女性スタッフは言うけれど、「なんか、これ売る側って品がないよう気がする」って思わず本音がでて、相手をちょっと困らせてしまった。 今の時代、贅沢は隠れてするもの、棚に並べるものではないと思うなー。

2007年10月21日日曜日

ツーリング、リタイア・・・

85年式のXLR250Rを再生するにあたり、一番しんどかったは最後のタイヤ交換。
お店になるべくまかせない方針、つまりお金をかけないということで自分でやったが・・・
普段は使わない筋肉を使うことで、ひどい筋肉痛に・・・で思うだが、若いときのように力まかせというのはダメで、力を入れる前に頭をつかっててこの原理とか、おおげさにいると力学を意識して作業をするようなことをしていかないと、こうした作業は出来ないと気が付いたりした。

長かった再生もほぼ完了、まだ気になるところはあるがやりだしたらきりがない。
今週末は、軽いツーリングに参加して最終の調子をみるはずだったが、出発寸前にタイヤがパンクしてリタイア。とても集合時間に間に合わず断念。交換時にチューブを気傷つけてしまったらしい。また筋肉痛になるような作業をするはめになってしまった。
ツーリングは、久々だし廻りはスポーツバイクゆえ、逆にこれは参加しないようーということだとあっさり納得した。

それにしても今回はいたD605というタイヤはとてもいい。新品だからかもしれないけど、タイヤでここまで変わるとは驚き。
一番しんどい作業だったけど、一番効き目のある再生品目かもしれない。

2007年10月16日火曜日

うら丹沢にいく!


ちょっとした合い間、にうら丹沢に釣りに行く。
無線関係の知人の誘いで、朝4時出発。自分にしてみると、寝る時間であって起きる時間としては4時はとてつもなく早い。
ぼーとしながら遊び道具を満載したワンボックスに便乗して、知人が無線で合流する仲間と連絡をとりながら走る。
ガーガーピーピー無線の雑音と使い込まれたワンボックスとがいい味をだして、クルマは丹沢をめざす。

えさ釣りしか経験のない自分だが、今回は「てんから」いわゆる和式フライ?に挑戦。
竿をふって、リードの先の虫を模した毛ばりを水面に落とす。一瞬で岩魚が飛び出し食いつくというしろもの。
この魚がジャンプした瞬間に竿を動かす展開がとてもエキサイティングだ。
今回は知人の計らいで、全ての道具を借りたが、この毛ばりを自分で巻いて竿をチューナップしたら、これははまりそうだ。
釣り場には、お洒落な人も多い。こういうスタイルにも惹かれながらも、我々はそそくさと、カップヌードルを食べる。

どのあたりに、自分ははまるのかーやる気になれば先はながーい。

2007年10月12日金曜日

筆者登場


なぜか、おもちゃが一杯あるプロダクション。
会議が終わりカモシカに頭をかじられるの図

2007年10月10日水曜日

東京一くらい3人

通りすがりの公園にて・・・・
つれは、「ちみたち~~あいあい傘ー恋人も濡れる街角ってかー」と2連発の外しをぶちかます。
もう一人のつれは「あーあれはすぐ別れますよ」なんで?の問いに「本当の恋人なら、噴水の雨に傘を開くより別にやることあるでしょ」
僕は僕で、デジカメで、いよーご両人!とか言って写真を撮っています。

くらい・・・東京一くらい3人。

2007年10月9日火曜日

わずか3mmのテレビ


銀座のソニービルに有機ELのテレビが置いてありました。薄い3mmは本当に薄い。薄いだけじゃない、綺麗、ほんとに綺麗な画面。いつまでも観ていたいような画面だ。
当初あまり意味のわからない技術っていうのがある。例えばHDレコーダーも、発売になったときにHDに画像を貯めるっていう意義がわからなかった。でも今はそれが常識化していいるわけだから、この3mmのディスプレイの未来もきっとおおきな意義があると思えてくる。例えば壁掛けTV-SFの世界がまたひとつ実現するかも。

2007年10月5日金曜日

いきなりあくび


お昼休みのひととき、読書をする白人女性。猫とは顔見知り?らしく、ずーと離れずじゃれて遊んでいる。バックのベルトで激しく遊んでいてもとがめるふうでもなく、優しくみているだけ・・・なんかこういう動物と共生というか、うまくやっていくことが、本当にごくごく自然にできていてとても興味深かった。

Iさんのブログは、いつも猫の表情が素敵に納められていて、ここはひとつ自分もと力んだ1枚・・・・いきなりあくびだーいけてない!

2007年10月3日水曜日

シカゴ空港のタンタン

先のブログでご紹介したNYへ友人と旅立ったタンタン、メールが届きました。
シカゴ空港だそうです。
なんか、ちょっと表情がおどおどしているなー
スノーウィ(犬)を離しちゃだめだぜ。

2007年10月2日火曜日

アマチュア無線リターンズ

ちょっとセンチな話しですが、高校時代に声だけで付き合っていた子がいたんです。
電話とかじゃなくて、無線による交信、アマチュア無線でね。今やアマチュア無線って一般的には、わけのわからない趣味になってますけど、当時はまっていた頃は楽しかった・・・近所の仲間とプールだ、花火にキャンプ、そういうことって全て無線による交信で決めていて、今のまさにケータイに似ていたかも。
当時、隣街の同い年の子と数ヶ月、無線で親しくなって毎晩何時間も話していたんですよ。でも結局逢わなかった、色々な行き違いなんかがあって。今にしても思うと、切ない想い出ですね。
声だけで付き合っていたことになるのかーって?いやだー大人は!笑


さて、リターンズメニューの中にこのわけのわからにアマチュア無線がありまして着々と準備を進めています。
無線機も格段と進歩して、小型軽量、高機能で、仕様をみて浦島太郎になった気分です。
この小さな機械で、条件さえあえば世界中の人と交信する可能性があるんですよ。(ケータイ、チャット、スカイプがあるじゃんーっていうのは、言わないのがこの趣味のお約束です。)
さらに自分は、声じゃなくてモールス信号で交信をするのがひとつの目標です。モールスて長点と短点を組み合わせて符号で交信する、あれです。わけわかんないでしょ。笑
この無線機でちょっと高台とかで、ちいさなアンテナを用意してモールスで海外と交信するのがイメージですね。
そして、一応最新の無線機でリターンズをはかったら、昔高校時代に使っていた無線機を再生して、それ1台で楽しむっていうのが最終目標です。
ちなみに、無線界での自分の名前:コールサインはJI1KZN、これも当時のを復活させる予定です。

2007年10月1日月曜日

難解なインスタレーション

東京オペラシティにあるNTTインターコミュニケーション・センターの展示会を見てきました。
坂本龍一と高谷史郎との《LIFE - fluid, invisible, inaudible ...》
http://www.ntticc.or.jp/Exhibition/2007/LIFE_fii/index_j.html
真っ暗な会場で寝そべって、天井から吊るされた特殊なスクリーンに浮かび上がる不思議な映像をみるという仕掛けです。
音と映像のたえまない出会いが生起するこのインスタレーションは,「流動するもの,見えないもの,聴こえないもの」を全身で感受していくかつてない場となるでしょう.ーとが解説。
さっそく横になると、なんか地面に横になるというスタイルが居心地がわるい・・・隣には若い娘が同じように横になって、スクリーンからの青白い光を受けて艶かしく光って、気がちってしようがない。こっちのがよっぽどアートだ・・なんて思っていると、だんだん真の内容に引き込まれていく・・・
・・・が、何か全体的に消化不良って感じ。もっとがつーんとこないとね、こういうものは。
会期中の1枚のチケットでもう1回観れるそうだ。なーるほど、もう1回挑んでこようかって気になる。
安易なアートが多い中、子供だましのわかりやすさより、じわっと炸裂するような感じが好ましいから。
でも・・・これはもう1回観ても同じような気もする。

ところで、このセンターのオープンスペースには様々なインターラクティブなアートが展示されている。学生の作品もふくまれているようだけど、こっちはこっちで面白い。積み木や手を動かすことで感覚にもどってくる展開がとても新鮮でした。

2007年9月29日土曜日

ぐにゃっとまがる

知り合いのポルシェの助手席にのる。ちょっと久しぶり。市街地からの走り出しは何かあまりの穏やかで、拍子抜けしてしまった。まるで、高級セダンのようだ。
ところが・・ひとたび湾岸道路にあがると肝を抜かれた。いきなり景色がぐにゃっとまがって、血が逆流した。日常が、ミラーの中で後ろの消えていく・・・

2007年9月23日日曜日

浦安へいく



ついにフィルムカメラ・リターンズ。Rollei35という小型フィルムカメラの撮影ツアーに本当に久々に参加した。みんなワンパクな趣味人の集まりだから、なかなか楽しい。メンバーが自ら推薦する場所がツアーの行き先になり、今回は千葉県の浦安。
浦安というと、「東京ディズニーランド」を連想するが、かつての浦安は盛んな港町だったらしい。そういえば寅さんが失恋して逃げ込んで揚げ物で働いていたのも浦安だっけ。
まだ一部だが古い浦安が残っているところをいくつか廻るというのが今回のツアー。
保存民家は、お月見の飾り、家の柱の隅には魔よけ、元々は漁師の家だったとのこと。この魔よけって発想がおもしろい。ちょっと自分で彫ってみたくなる。こうした浦安の原点のような素朴さ触れると、ディズニーランドが来て、市政は安定しつつも街が強引に捻じ曲げられたような、そんな印象をもった。
久々のフィルムカメラは、デジカメに慣れているせいで、フィルムの巻上げを忘れたりカメラの構えがデジカメ流ー手を伸ばして液晶をみるーかっこになって自分でも情けなかった。
でもやはりフィルムは楽しい、

2007年9月21日金曜日

NYへ!里帰りするタンタン!

別に格別神経質なたちではないが、出張などで何よりしんどいのは同行者とツインルームに連泊することだ。どんなに相手と関係値がよくても、四六時中一緒にいることで、些細なことでぶつかったりするものだ。仕事の辛さとは異なる精神的な圧迫感のようなものかも。
それでも、ツインで一緒の部屋で寝ることになったとき、相手のプライバシーで関心をひくようなことがあり、それはそれで興味深かったりする。

とある南の島のロケで、カメラマンとツインで一緒になり連泊した際、彼がベットのサイドテーブルに小さなクマの人形を置いた。それは親指ぐらいのサイズで、見た感じかなり年季が入っている。
あまり詮索してもと、それが何であるかは聴かずじまいだったが、おそらく旅のお守りのようなもので、彼は随分永くそれを旅の同行者としていると憶測した。

当時はセンチっぽく感じたが、実は自分もいつの間にか、この人形を旅の同行者にしている。こちらもまじまじと観ると、相当やれてきている。 2000年のNYのSOHOで求めたタンタンは、それ以来国内外の旅行をともにしている。ときたま忘れたりすると、軽く不安になったりして、いまや旅のりっぱなお守りになっている。

この話しをすると、タンタンを一緒に旅行させるという志願者が現れ、実は、自分よりこのタンタンは世界の各地を訪問している。来週も女友達にNYへつれっていってもらうことになった。
7年振りのNYの里帰り・・・ちょっとうらやましい。

2007年9月19日水曜日

へんなの

銀座の日産のギャラリーに新しいXトレイルの展示。
雪山にのりあげるような、ワイルドな装飾で、気になるのはちいさなボートに描かれた注意書き「これは食べられません」
最初は冗談かと思ったけど、これはまじめだ。真剣に、発砲スチロールで造った雪を口に入れないでくれと注意しているのだ。銀座の真ん中で、こうした樹脂でできた雪を人は口に入れてしまうのだろうか。だいたい、ほんものの雪山だって雪なんか最近?は食べない。実際に口に入れて、クレームをいってくる人を牽制しているっていうことなのだろうかー
冷ややかな企業と消費者とのせめぎあいを考えていたら、本当に雪の前にいるようにぞっとしてきてしまった。

2007年9月16日日曜日

さようなら、マイルス!

マイルスディビスは自分にとって恩師のような存在だ。この人のミュート・トランペットを聴きながら色々考えて決めてきた。むしろ、物事を考えるときにBGMとしてマイルスが必要というところまできている。もしマイルスを聴かなかったら、きっと自分の人生は全く別のものになっていたような実感すらあるのだ。

そのマイルスが最近はなれようとしている。本当に離れていいのかー音楽とは正直に向きああうのが一番だが、もし離れてしまって他に行くあてがなかったらーと気弱?になり、関係を戻そうと再び向き合ったのだがやっぱりだめなようだ。またいつか聴きたくなったら、戻って行こう。


そして、最近は、クラシック・ブルースを聴き始めている。
当初は、ミュートにも通じる静けさを求めたのだが、あてはハズレてファンキーで明るい、BBキング、特にアルバートキングなどにはまっている。何も考えない、ただ体が求めているって感じなのが心地よいのが不思議。もはや音楽に深い絆ということより、新しいスタイルを求めているということなのかもしれない。

こちらは、新宿のUNION、螺旋階段を地下へ廻って入店。この雰囲気が結構好きかも。