2010年3月10日水曜日

波載りの島 片岡義男

逢いたい、いつか逢いたいと思っていると必ず逢えるーという人がいる。
本も同じだと思う。ずーと探してはいるけれど、なかなか手に入らない本というのはあるものだ。けれども、ずーと探し求めていると、ふっとしたきっかけに目の前に現れたりするから不思議だ。
この本も、新刊で買いそびれ、ずーと探していたけれどめぐりあわなかった本。
先日新宿の地下街での古本市を眺めていると、背表紙が強烈に存在感をあらわにしていた。

片岡を読むと80年代が頭の中を駆け巡る・・・悦楽的なことも二度と繰り返したくないことなどなど、ものすごいスピードで頭の中を駆け巡って、結果的に切ない方にふれてしまうので最近はあまり読まないようにしている。むしろヨボヨボの爺さんになったときのためにとってある?
この本もパラパラめくっただけ・・・そしたら砂がパラパラと落ちてきた。あー昔、海までいって本を読んでいる人っていたなー80年代って自分の中ではそんな時代だ。

2 件のコメント:

そのちゃん さんのコメント...

逢いたい本に逢えてよかったですね。

私も古本屋さんで、アメリ に逢ったときは
嬉しかったなぁ。
あとは、アンディーウォーホルとか、アリスとか。

どんな本に出遭えるのか考えるのもわくわくしますね。

mat さんのコメント...

そのちゃん
コメントのお返事が遅くなってごめんね。
アメリか~そのちゃんぽいい感じがするな。たとえば、どこかの古本屋の片隅で、すごーく古い★の王子様なんていうのが、そのちゃんにつれて帰ってもらうのをまってたりしてね。