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2012年12月5日水曜日

夢の時計

20代の後半、飛行機の隣席の方の腕元に目がとまった。気品にみちた紳士の多針時計、風防には窓の外の雲が映り込んで美しく輝いていた。腕に巻かれた有機体のようで、その印象があまりに強く、以来、夢の時計?へ。

古いサーキット名を冠したクロノグラフは半世紀にわたりモデルチェンジを繰り返す、近代的なデザインになり当初の印象が希薄になって、さらに価格も高騰して、手に入れることもないかなーと思うようになった。ところが夢は、わずかでも想い続けることで実現するって、本当で幸運な偶然がいくつか重なり手中に・・・


人を待ちながら、ふっと時計に目をやると、イルミネーションの灯を受けて、それはそれは、見事なまで綺麗だった。
ふつふつと心の底から湧きあがるものに満たさる・・・いまどき時計ごとき?にここまで心を動かされるとは新鮮だった・・・
そうそう、いい時計ってこういう不思議な力があったけ、それはまさに自分が失っていた感性、忘れかけていた高揚感だった。

2011年1月16日日曜日

死んでからこそ、はじまる絆もある・・・・

同僚や友人のご不幸があると、少し落ち着いたころに、この小さな写真たてを差し上げることにしている。
ヒトの死は、どんどん風化して結局、最後は世の中では自分しか想っていないーなんてことになる。せめて自分だけは最後までおもっていたいという気持ちから、私は父の死後、自分の部屋の片隅に写真をおいている。
親父と息子、特に男同士は照れがあって生前はうまくコミュニケーションできないことも多い。特にその時代を懸命に生きた男であれば世代の異なる息子と対立することも多いのではないか。
私は、父の死後になって父を理解し、認知し、和解したという実感がある。死んで深まる絆はせつないけれど事実だ。

この写真たてを差し上げて、これからが重要なんだよ。これから新しい絆が始まるんだよーって付け加えると大方その場では理解されない。でも中には、とてもよくわかりましたと後日に伝えてくるヒトもいる。

写真たては何でもいいけど、無印良品の小さいサイズのものは都合がいい。あまり目立たずに部屋の隅にでもおき、逢いたいけど逢うことできない人と目があって、ささやかな心の中でやりとりをするには、とてもいいサイズ。

2010年8月16日月曜日

バイク転倒、脊髄うつ・・・

体力がやや回復したので、思い切ってバイクで山を目指す。
林道はよく行ったけど、時節柄?バイクで林道へ入ること自体がはばかれる時代になった。
だから、率先して山の奥へは行かないが、舗装が切れてオフになるとトキメク。
その瞬間に転ぶ!

バイクに詳しい方ならわかるけど、前か後ろが滑って横倒しというケースが多いのだけれど、今日の転倒は変わっていた。
フロントが持ち上がり、バイクから後ろに落ちてしまった。これはかなりレアなケースだし、バイクに乗り出して30年近いけど、初めてなケース。 転んでバイクから離れることは、いいことだけと、後ろに落ちるのはかなり危険。 背中をうって、鉄棒から落ちたみたいにしばらく動けなくなった。
しばらくしびれたけど、とりあえず立てるようになってひと安心。打った場所が悪いよ。痺れがひくまで久々にあせった。
バイクをみると、レバーが曲がっているがなんとか走れる。ステアリングもちょと曲がってしまった。

なぜフロントがいきなりアップしたのかー通常スロットルがいきなり開放になってもローギアーでない限りウィリーさせるほどの惰力はない。なぜだ!!!起きたことがわからず惨めな気分で帰路につく。
よくよく考えると、林道では色々なことが起きた。バイク仲間でも出くわす人、全然ない人、いろいろだけど、僕は結構多い方かなー
いきなり、エンジンストールしたり、投石を横方向から受けたり、(上からなら落石でわかるけど・・・)時間感覚がずれたり、もっとも恐ろしいのは背中のデイパックを引っ張られたり・・・その類の中では、今日の脊髄を打つっていうのは、結構深刻な不可解な事件だ。

あまけに、RICOHも衝撃を受けたらしくて、調子が悪い。
おいおい、GRデジタル2が逝ったら、ちょっと困る・・・
これが、最後のカット?
お化け?写ってる?かなー

2010年8月13日金曜日

シンデレラエクスプレスって知ってますか?

大阪のお客さんがお盆休みで、東京に遊びにきて「東京を自転車で走りたい!」っていうので、日本橋、晴海、銀座。六本木・・・1日付き合ってきた。まじでつかれました・・・
とことん1日付き合って、大阪行き最終便の新幹線におくりだす。
「シンデレラエクスプレスって知ってますか?」って聞いたら、知らないです!ってあっさり言われて、ちょっとがっかりしたけど、お礼のメールでtubeで観て感動しましたって!
久々にみたらー結構よかった。東京発の大阪行き最終、週末を一緒に過ごした男女が別れる電車、この電車、当時、本当にシンデレラエクスプレスって呼んでました。
ちょうどコンサートの仕事をして全国を飛び回っていた時期で、21時18分?発のシンデレラエクスプレスに乗ると、アナウンスのバックにこの曲が流れていたっけ。
我々スタッフはシコミエクスプレスって呼んでました。ちょうど、大阪城ホールの仕込みの時間にちょうどよかったのでー
。


クリスマスエクスプレスっていうのもありました。こっちもいいね。
それにしても当時の新幹線って、いい感じでした。

2010年8月10日火曜日

自分はしゃべりがうまいーと思った瞬間に何も伝わらなくなる!

客先でうまくプレゼンできなかった・・・と嘆く後輩。
ここのところ弱みをみせてくる輩に、自分はどことなく冷ややか・・・こっちだって、色々大変なんだよって言ってやりたくなる。
一緒に居た同僚は、そうでもなかったよ、うまく説明していたよーって優しく慰めている。あーあほらしい!!なんて思っていたらー
Mさんから見てどうでした?って矛先が向いてきた。
せっかく、美味しい鰻を食べにきているのに・・・
ちょとイラついて、プレゼンなんて、うまいなんて思わない方がいいよ、自分は、話しがうまいと思った瞬間に何も相手に伝わらなくなるからーってはき捨てるように言う。
ちょっと乱暴だったかなって顔を見たら涙目になっている・・・あーこれだからいやだよ。

あ!なんか感情が高ぶって喋りながら、鰻を食べていたら、思いのほかに食が進んで、味あうこともなく、ほとんどなくなっている!!! とほほー
本当に最近の自分ってチイサイ。

2010年8月9日月曜日

すくなくなる時間の中で・・・

息子とバイクで初併走。
教える時間やコトは日を追うごとに少なくなってきているけど、この日はバイクに関することを伝授。
バイクはリスクが多く危険な乗り物、反面バイクから得るものは人生の宝だ。
悶々とする若いころ・・・バイクは、すんなりとテンションをはずして、いい方向に導いてくれる・・・その先にある様々な出会いや別れは、仮にそのときは切なくても、必ず人生の大切な1コマになる。
自分もそうだったから、彼にとっても同じであろう。自分の代わりに、どんどんバイクで走ってほしい・・・

丘を二人で駆けあげる。
コーナリングで挙動をちょっと乱している・・サイドミラーに移る笑顔、「アクセルをもどすな!」ってつぶやく。
コーナーはアクセルを完全にもどさず、きれいに駆け抜けるもの・・・人生だって同じだよ。
ふっとサイドミラーから消えたと思った瞬間、アウトから抜かれた!・・・そうそう、どんどんオレを抜いて先へ先へ・・・
思わず胸があつくなる・・・


2010年8月3日火曜日

地上の楽園


ある人からの伝言を受け取りにーなんてまるで江戸時代でいうお使いみたいだけ、どうしてもそうしなくてはならなくて、猛暑の中、横浜の山の手に行ってきました。
元町から山の手に上っていくと、途中に突如プール!水泳場ですってーなんとも古風でいい感じのプールでした。あまりに突然、それが目の前に現れてものだから、地上の楽園のように見えましたよ。夏休みなのに全然混んでない。そのままドブーンといきたいところですが、ぐっとこらえて・・・目的の洋館へ。。。たぶん気温は35度超え、これちょっとやばいかなーなんて思いながら汗だくになって伝言を受け取り、情けないことに?ちょとしばらく休ませいただきました。あー暑かったぁ~

2010年7月27日火曜日

停泊中の大型客船・・・?

横浜の取引先のロビーにあるカフェから、海越しに「ベイクオーター」が観れる。
停泊中の大型客船をイメージしているらしい・・・
ぼーとしているのは、猛暑のせいだけでもないんだけ、しばし見ていると、本当に大型客船が今にも出航しそうな?気配?
あそこに居て、変事に巻き込まれて、陸から離れ漂流していまう・・・行き先はどちら・・・たわいもなく、とりとめもない想像・・・真夏の夜はあって間に過ぎていく。

2010年7月26日月曜日

まねっこユニクロ

レイバン ウェイファーラーと寸分の違いのないユニクロのウェリトンサングラス。完全なまねっこだ。
レイバン ウェイファーラーは50年の歴史があるサングラス、僕はマイアミバイスのドンジョンソンがかっこよくて大枚はたいて買った記憶がある。後ろがその ウェイファーラー。茶色や別モデルも手ごろな価格だと手がでてしまう。
で、なんでユニクロのまねっこを買ったかとういうと、色がとてもクール。写真よりも暗い色でブルーグレーのような微妙な色、まさに好みの色だ。人気のあるシェイプをたくみにコピーする、ユニクロの本質がここにある・・・

にわかードンジョンソン気取りだ!値札をはずせよ!390円!・・・・なさけなし

2010年7月25日日曜日

限りなき夏、終わりなき夏・・・

最近思うところあって、色々な人や場所をたずねている。
80年代バイクに夢中になって、いいことも悪いこともあったけど、その最悪の出来事、友人の事故現場に何年かぶりに行ってきた。
ここぞと思うところは、ちいさな花が咲きみだれ、人の生気をすいとるような場所にはみえない。
しばらくバイクをとめて、何も考えない心を無にして手だけあわせてきた。

限りなき夏、終わりなき夏・・・80年代のバイク、サーフ小説の題名、80年代後半の夏は自分にとって本当に暑かった。事実は小説よりもきなりーという言葉のとおり、身の回りには小説を超えるような出来事が何十にも折り重なった日々。
ここのところの暑さは、ちょっとだけ、そういう時代の息吹を自分に感じさせてくれた。

85年のホンダ。だんだん体力が落ちてきてかー重く大きく扱いにくいものなってきた。今のうちに乗ってしまったほうがいいかもしれない。

キーホルダーは、ハワイの守り神の亀をかたどったもの。
逢いたい人の中には逢えない人も多いけど、その人の気配や香りを身の回りの記念品だけが、かもおしだしてくれる。

2010年7月18日日曜日

名古屋へ

名古屋に出張。
時間があったので、逢いたい人にあって、食べたいものをたべてきた。
名古屋は30代に修羅場?仕事があった地。
苦労した土地は、改めて訪れると感慨深い。
変わっているところが大きく変わっているけど、意外に昔のままの部分があって和んだ。
よく行ったお店。名古屋の夏は暑い、その暑さのと氷を削る音が重なる。
その音風景は昔のままだった。



名古屋に行くと必ず食べていた山本屋本店の味噌煮込みうどん、これが楽しみだったのに昔ほど美味しく感じないのはなぜかー

この仕事は最近決まった来春の大きな仕事関連・・・来年春かー

2010年7月14日水曜日

骨身をけずって・・・

ボーンカービングって、動物の骨や角を削ってお守りにするクラフトワーク。
骨っていうとちょっと気持ち悪いなんて思うけど、ニュージランドではとても有名な装飾品です。
ある方に見せていただいたら、そのエナメルの質感、光沢、手触り・・・独特な雰囲気をもつアクセサリーに魅せられました。
ニュージランドでは、人を災いから守り幸せへ導くものとして珍重されているとのことです。
俄然造ってみたくなりました。
最近、モノを作って残していきたいと強く思うようになりました。
考えていると時間ばっかりたつので、さっそく教本をみつけてきました。
削って磨いて、また磨いて・・・一体死ぬまでに?何個つくれるかなー

2010年7月9日金曜日

KOREA MASK

親しかった方の妹さんのSさんから数年前にお土産にいただいた韓国のお面。
手前のものがそうで、韓国へ旅したときに、普通にお土産屋さんに並んでいるものと知ったけど、最近このお面に魅せられたりしている。
韓国のお面はの歴史は長くて舞踏劇の小道具で、心を隠す重要なアイテムらしい。表情が固定しているのもKORE MASKの特色で、いつもこのように笑っている。100m先からみても笑っているのがわかるような彫りの深さは、韓国のお芝居は月明かりでとりおこなわれて、薄暗さの中でも表情がわかるようにとのこと。
このマスクを手にとると、なぜかとても和む。周りの状況はかわれどもこのマスクのように常に笑顔でいられることが、最近とても意味のあることのように思えてならない。

後ろのお面は、同じ韓国のもので、これは父が生前、韓国で求めてきたものだ。50年はたっていて貫禄異なるけで、こうして並べてみると、同郷の面の笑みが強くなったように思う。

Sさんは、今どうしているかーこのお面のように笑顔で暮らしていてほしいな~

2010年7月6日火曜日

横浜でみた日産パトロール

ずいぶん放置してしまいました。アカウントの不都合もあったのですがーこれからはちょくちょく更新していきます。
横浜日産自動車に展示してあった59年製のパトロール。
色カタチともに自分好みです。こういうクルマで道楽も上がりにしたいーなんて思う今日このごろであります。考えみると59年っていうと私の誕生年と同じですね。

2010年4月20日火曜日

堂平山へ・原付ツーリング

原付ツーリングというと中学のときの自転車で遠くに出かけるようなことに、少し似た感覚がある。
趣味の仲間と、埼玉県比企郡ときがわ町・堂平山へ。
4月の中旬だというのに、雪が降り、桜と雪が一緒に見られた場所もあった。

手打ちうどん。きのこ汁にいれて食べる。


堂平山頂上。原付:リトルカブではかなりしんどかった・・・

2010年4月16日金曜日

目黒でエアーライフル射撃

最近日常の生活の中で、適度な緊張感の中で集中するということがない。
集中して仕事ーなんていうけど、頭の中では今までの志向や傾向を取り出して、やりくりしている?という現実では。
そんな自分にとって、エアーライフルの射撃はとても刺激的だ。
4.5mmの鉛の弾を、圧縮空気で発射して10m先の的を射るという精神修行だ。
最初はぜんぜんあたらないーそれでも試行錯誤しながらやっていると、あるとき急にあたるようになる。あたらない自分と、あてられる自分、その違いな何なのかよくわからないけど、自分にもまだ、伸びしろがあるということが新鮮で嬉しい発見でもある。
目黒の体育館の射撃場で過ごす3時間あまりーとても刺激的で楽しい。
銃はアンシュッツというドイツのメーカー。そのモノとしての質感にもしびれる。すべてが精緻に組まれているというソリッド感がたまらない。
公安の所持許可書が必要な、おもちゃじゃない本物の銃ということも、単純に興奮してしまう。

2010年1月19日火曜日

にんじん



にんじんの先の部分とビンの蓋・・・ふつうだったらゴミになって今この場にもないはずのものー
ちょっと思いつきで、キッチンにおいてみたら、ごらんのとおりー
細く小さな葉が命を感じる。
このまま、いつまで育つのかー限りあるものの刹那も感じつつ今日もにんじんは元気だ。

2009年11月7日土曜日

1Q84の感覚


1Q84をお読みなった方はお分かりのように、高速道路の非常避難通路は物語の展開に大きな意味を持っている。
普段決して通ることのないこうした場所を抜けることによって、異なる世界を感じたり感覚のズレを認めるということは、自分としてはとてもよく理解できる。


実は私はこうした通路を通った経験がある。しかもバイクでー
時効として告白するが、高速道路の無賃通過:キセルである。
当時の某PAでは、来場者がPAの外へ出れる従業員用の階段をともなった通路があった。
自分の乗っていた重量が軽く荒地を走るためのバイクで慎重に進めば高速を降りてしまうことができたのだ。獣道のようなところをしょっしゅう走りこんでいたから、慎重に走ればそのキセルは簡単だった。

本来は通ることのない通路を、しかも料金未払いという罪をしょって一般道に出た自分は、そこからの一定期間がなんともいえない感覚のズレ、まさに異なる世界に踏み込んだ感にさいなまれた。
それは呵責ということより、正直に言うと血が逆流するような背徳からくる一種の悦楽ともいえる感覚だったような記憶がある。

今となっては、コンプライアンスに反して悦楽を得ようという気持ちはないが、あれは今考えても不思議な感覚だった。

2009年7月19日日曜日

山あじさいの香り


山へ行ってきた。奥武蔵・蕨山~有馬山。
2時間半ぐらいの登山というよりハイクっていうレベルだったけど、とても楽しかった。
いつか山歩きにはまるーって実感はあったけど、いよいよ、その時が来たって感じ。

小道を歩くと、キモチのいい風が頬をなでる・・・すると、なんともいい香りが漂う、ちょっと官能的な香り・・・相方のシャンプーの香り?と思いや、それは「山あじさい」の香りだと知る。行く手を野生の鹿が横切るー
ー山は新鮮な驚きに満ちている。

2009年6月27日土曜日

沈静と和解

自分で状況の変えられないようなことが廻りで起きると、とりあえず素直にそれを受け入れなくてはー
ここにきて大きく制動がかかってきて追い詰められた感がある。
わかっていながらも気持ちを落ち着かせる、そんなとき、自分は会社の屋上を目指す。
中央やや左のパイプでできた場所は、階段を上っていくと、屋上の1段上がったこの2つのフレームに挟まれたわずかなスペースへ立てる。僕はひそかに飛び込み台と呼んでいる。
ここにたち新宿の摩天楼の遠景を眺めると、沈静と和解が訪れるような、そんなことを期待する。
そして制動をかけるなら、それが終わる寸前にハンドルを修正して、後ろを流しながら綺麗にコーナリングして抜けたいとも、そんなことを思ったりする